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生成AIが十分に普及する社会で、価値観はどのようなものになるのか、私は知りたい

  将来笑いものにするための「当時の証言」として、こんな未来があるかもなって妄想を書き残してみる。 ・AIが作れる分野の創作物は、現代アートのような文脈を持つもの以外、全てがとても安く、あるいはサブスクになる。その分野の著作権は、相変わらず存在するが、著作権フリーのコンテンツが無料で大量に出回って、ほとんど意味のないものとなる。 ・上手に生成する人のノウハウが、簡単にコピーできるがゆえに、生成ノウハウにあまり価値がなくなる。コンテンツの生産量は爆発的に増える。誰が作ったどのコンテンツがその人にとって面白いのか、それを探し出すために使うAIが発達するのかもしれないし、すべてのコンテンツがインディーズになるのかもしれない。 ・生成AIの提供者がポリシー的に認めないコンテンツを、需要があるけどAIが作ってくれないから、しょうがないから人間が作る、となるかもしれない ・昔の、テレビ文化に対するコミケみたいに、棲み分けが起こるかもしれない。一方では、「表に出せる体裁の良いコンテンツを生成するAI」を提供する”大手TV”。他方では、「ニッチあるいは人目をはばかるようなコンテンツを生成するAI」を提供する小規模・個人の”サークル”。 ・需要が増えない割にエッセンシャルワーカーの生産性(一人当たりの生産量のこと、一人当たりの生産額ではなく。)がやたらと上がって、ブルシットジョブがますます増える。ますます増えるブルシットジョブの中でも権力を持つ業種を正当化するようなイデオロギーが必要とされ、世界に普及する。ちょうど、肥大化した金融部門の権力者ために新自由主義が普及したように。次のイデオロギーはどんなものになるかな。 ブルシットジョブの量が十分に柔軟に増えるなら、技術水準がいかに上がっても金銭的な面で生活が楽にならない。相変わらず金持ちが権力を持つ。ブルシットジョブの量が意外と増えないようであれば、2つのシナリオがありそう ①稼げる割に生活に金がかからない社会になり、金以外の何かが重要な制約になり、新しいヒエラルキーの基準になる。 ②ほとんど魔法と区別がつかないような技術をだれもが使いこなす。ホモ・デウスのルート。

最近半年で初めて摂取して、すごい、面白い、と思ったインドアなものまとめ

 公開日より前だけど、このメモを書いたのは2023年11月18だったかな 書籍 因果推論の科学 内容そのものも面白いんだけど、社会的インパクトを想像するとゾッとする。統計的な研究を見る目が変わった。あとは、個人レベルでも文明レベルでもそうだけど、仮説やモデルを持って世界を見ることの威力を感じる。 適応的市場仮説 ここ半年で、一番興味がある分野の一つだから。 不平等の進化的起源 この視点は持っていなかった。って話がたくさんあった。 負債論 貨幣と暴力が切っても切れない関係にあることについて。市場原理主義のリバタリアンの浅はかさをあざ笑うかのよう。   物語 葬送のフリーレン コミックもアニメも同じくらい好き。人間じゃない生き物相手に、あるいは人間同士でもそうだけど、「相手も自分と同じ前提を共有しているに違いない、そうでなければいけない」みたいな謎の同調圧力があるじゃないですか、そういうのと真っ向勝負。「しょうもないこと」と「受け継ぐこと」が豊かさを作るために必要なのだと、暗に表現しているように見える(だからこそ、フリーレンは魔法を集めるし、おそらく、人間の魔法使いの時代が来る)。   ツール Notion テーブルとボードが便利。Excelのテーブルよりも使いやすいと、個人的には思う。本の整理に使っている。 ChatGPT 言わずと知れた生成AI。内容に責任を求められたりクオリティを保証しなきゃいけないときは、まだ残念ながら、使う気にならない(参考になることはたまに有る)けど、遊び相手としては面白い。Bing AIも同じく。 Webサイト ANIME OF THE WEEK - Anime Corner 面白いもの、出来の良いものが、きちんと上位に来ている印象。

大量のデータを取り扱うすべての大企業が目指しているであろう「生態系の構築」についてのメモ

  金融資産ではないスコアをベースにする社会構造を多くの企業が作ろうとしている。そこで形作られる生態系はどのようなものか?かつての国家の誕生とどのように違うのか?考察して記事に残しておく。権力を得る王道の一つは依存させること。依存させる典型的なルートは、得するとおもわせること。一度普及し始めると、価値観が変わりだす。価値観が変わると生態系のルールが変わる。

なぜGAFAがすごいのか、評価されているのか

そのすごさの本当の理由は、「儲かるから」でも「技術力」でもない。もちろん、儲かることも技術力もすごいんだが、一番すごいのはそこじゃない。 個人情報を収集し、解析し、個人の行動を操作するフィードバックを行える、絶大なる権力を持っていることが、GAFAのすごさだ。 MicrosoftがなぜGAFAに含まれないんだ、みたいな発想から、GAMFAなんて言われたりもするし、アメリカのIT系のすごい会社集めました、みたいな括りならMicrosoftを含むのも自然だけど、MicrosoftのすごさのベクトルはGAFAとは少し違う。

グローバル企業とは帝国の本質そのものである。企業が通貨圏を作る未来について、考えたことの記録

   インフラを提供することとなったビッグテックが、通貨を発行し経済圏を作る可能性について。 今はポイントとしての通貨しか持たない企業も、顧客に自社の運営に参加することを条件にポイントを与えるようになれば、それは国家と公務員の関係そのものとなる。顧客が企業の利益につながる特定の行動をとったとき、体に埋め込んだチップでそれを検知して、独自通貨で報酬が支払われ、その独自通貨はそれを発行する企業のサービスの決済に使える、という要領。企業が持つ顧客への洗脳能力は、かなり高い水準になるだろう。 ビッグテックとその公務員が十分に普及したとき、 ・行政はどう変わるのか?行政に残る仕事は何か?独占企業になれば、すべての行政サービスを営利目的で提供することもできなくはない。 ・民主主義は息をするのか? ・現状営利企業の取り分ではないインフラは誰の仕事になるのか? ・通貨は企業群ごとに複数を使いこなすことになるのか? ・ビックテックは法定通貨を稼ぐという意味で営利企業として機能し続けることを望むのか? ・都市の運営そのものを企業が行うようになるのか? ・軍事や諜報は企業がこなすのか? などの疑問がわくのは自然なことだと思う。かつてのサウジアラビアの例もある。企業が配った通貨を、企業のサービスの購入の形で回収されることで、通貨が流通することはできる。系列企業で生活のすべてを提供する経済圏を作って、生産者もその中で生きるようになると、系列企業独自の通貨を流通させることは容易だ。軍事や警察や司法の機能を追加すると、これはほとんど国家そのものである。過去、営利企業が国家として機能した例は存在する。東インド会社などだ。我々は現状、日本人として生きている。ではこれからは?企業がインフラを提供する時代、人々の生活と価値観はどう変わるのだろう? 思考を進める方法がないものだから、想像することしかできない。時間とともに、何かひらめくかもしれないから、記録しておくにとどめた。   ただ、上に書いた内容は、資本が資本を生産し、意味ある仕事のほとんどを人の手を介さず生産できる人たちの集団が現れると、おそらく全く成り立たない。資本を所有する権利を持つ者と、権利を持たない者の間に、協力関係が必要なくなることによって。 資本を所有する者は、自分で使う財をすべて自分の所有する資本で生産する...

Big30の再編成、のアイデア・メモ他

  ~~個人で完結する快感の出どころ~~ 開放性~~不確実性を下げる仕事にどの程度積極的か~~好奇心~~   1,新しい経験への開放性:新しい経験をどの程度求めるか   2,芸術的興味:芸術的活動・創造的活動にどの程度興味があるか 4,想像力:空想的な意味の想像力がどの程度強いか   5,知的体験への開放性:新鮮に感じる情報・考え方・抽象的な概念への興味の強さ 勤勉性~~遠い未来の可能性を信じて達成努力する傾向~~未来を身近に感じる傾向~~   7,達成意欲:現状に満足している方か、目標を持ってその達成のために努力する方か   11,意思の持続性:難しいことやしんどいことに直面した時どの程度粘るか   12,自己効力感:工夫や努力次第できっとやり遂げられる、と(根拠が弱くても)信じる感覚の強さ   13,活発さ:どの程度忙しい状態を好むか 衝動性~~感情が沸いてから行動に移すまでの速さ~~劇的感情を感じやすく、劇場体験を求める傾向~~   8,慎重さ:決断するときにどの程度慎重か   16,刺激希求性:リスクや五感への刺激の強さをどの程度求めるか   25,激情性:思い通りにいかなかったときに、どの程度激しく感情が高ぶるか   28,快楽主義的傾向:欲望を強く感じたり退屈を嫌ったりする傾向    ~~危険から身を守るための保守的傾向~~ 秩序性~~慣習や伝統をどの程度重んじるか~~政治道徳的な保守傾向~~   6,組織からの個人的自由を重視する傾向:伝統や権力をどの程度重視するか   9,従順さ:規則や義務を守ろうとする傾向   10,秩序性:組織の必要性を感じたり組織のために行動する傾向 悲観性~~不安や恐怖を感じやすい傾向~~   26,心配性:心配しがちな傾向   27,悲観的傾向:悲観的な傾向   30,傷つきやすさ:ストレスフルな状況でどの程度落ち着いているか    ~~社会...

時代別、ベーシックインカムとジョブギャランティの公共性について

  ミンスキーやMMTが想定しているような、「やるべき仕事はまだたくさん残されている」という時代には、ベーシックインカムは経済と金融の不安定化の原因になる。経済の不安定化に関しては、供給力不足・不況・あるいはその両方を同時に経験する可能性が高くなるという側面、金融の不安定化に関してはいわゆる不平等なインフレ。 無形資産が無形資産の生産を容易にし、資本が資本を生産する時代に入ると、もはや人の仕事は意思決定と消費くらいしかなくなる、かもしれない。もちろんそれを人々が望むならだけど。その時、ジョブギャランティの「ジョブ」が存在しなくなり、MMTが説明するような通貨の流通理由もなくなり(金銭の交換を伴う取引が経済ではなくなる)かねない。そもそも金なんか要らねぇ、ベーシックインカムの意味がない、などという現象が、ある程度遠い将来にならあり得ると思っている。

来るべき「無形資産の時代」についてのアイデアメモほか

 無形資産の時代には、必然的に大量失業が頻繁に起こるし、オンラインに乗るサービスはことごとく無料に収束する。そのような社会の適した「総中流社会」の姿を考える 評価経済社会になるのか ナショナリズムあるいは国家を基準単位とした国際社会は成り立つのか グローバルテックが広くインフラ権力を持つ時代の特徴は?それは国家と何が違うのか?企業が顧客に何らかの報酬として独自通貨を支払い、顧客はその独自通貨を使って企業からサービスを買うかもしれない。それって公務員そのものでは? 民主主義はありうるのか 所得・資産・資本の分配はどのように分布するか、分布させるべきか 通貨はだれが流通を保証するのか 生産力が跳ね上がり、デジタル化で価格競争が激しくなると、どうしてもデフレ化圧力になる。すると、多く稼ぐことのメリットがなくなり、「需要とそれを満たす供給力」を基盤とした通貨流通力が弱まるかもしれない。デジタル化は同時にシェアのコストを下げる。倫理道徳が、狩猟採集民としての文化に近いものになるかもしれない。